studioぴえろで学園なアニメOVAランキング 2

あにこれの全ユーザーがアニメOVAのstudioぴえろで学園な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月04日の時点で一番のstudioぴえろで学園なアニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

59.5 1 studioぴえろで学園なアニメランキング1位
I”Pure[アイズピュア](OVA)

2005年12月9日
★★★★☆ 3.3 (95)
460人が棚に入れました
クリスマスイブの夜、親友の寺谷とパーティーに向かっていた一貴は高校生時代を回想する。それは、演劇部の美少女・m織に片思いをしていた切なくも甘酸っぱい思い出の日々だった。

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

"漢"寺谷靖雅! ほんっといいやつだよ♪

2005年よりDVD販売開始。1巻につき各30分で全6巻の構成。
原作に沿うエピソードながら色々大幅に省略されている。
「一貴の妄想日記」がOVA映像特典として切り離されている。

1 au commencement(始まり)
2 souvenir(回想)
3 adieu(別れ)
4 vertige(めまい)
5 declaration d'amour(告白)
6 ensemble(一緒に)

伊藤静/後藤邑子が出てる以外セールスポイントが少ない。
いつきの声優さんもそれなりに良かったかな。

基本過去回想からで、学生時代の主人公の愚鈍さを描く。
見た人誰もが感じるであろう・・主人公の異常なまでの
キャラの作りこみ・・そういう設定だから仕方ないけど。

自分が惚れてる相手がアイドルだけど主人公に好意的
に接してるのに意味不明の行動が多過ぎる・・序盤なら
解るが最後まで素直にはなれずに全く成長しない・・
そして高校卒業・・その回想が大部分です。

ヒロインがアイドルで可愛いというのは解るとして・・
小悪魔的ないつきが可愛くて二人の恋のじゃまをして・・
的な三角関係のラブコメ?4話で終われば良いラブコメ。
別にいんじゃね?って感じで良くも悪くもラブコメ♪

エピソードも強引な設定が多く意味不明・・ナンセンス。
廃墟で水着撮影話は無理が有り過ぎ。寺谷主役でいいよ。

回想という形なので、あくまで主人公の脳内補正の妄想
のような・・美しき青春の日々の妄想のような雰囲気に。

感覚的には告白してきた相手が元カノの昔話をしだして
そういう想いをしてきたけど「今はお前が好き!」昔交際
してきた「?人」の中でも一番!という話の「前振り」の様。

だから?っと突っ込んでしまいそうに・・ゲフッ

酔っ払った男の恋話風? 俺な・・昔はあ~でこ~で・・
こんなんでこうだった・・今思えばあれもこうだし・・
何時終わるのこの話・・寺谷主役でいいよ。


言葉にしなければ思いは届かない。

その言葉が全て。

後はその言葉を聞いても全く成長せずにうだうだと・・
どんだけヘタレな主人公・・という繰り返しでラブコメ
としては楽しめない。 ただ主人公がモテるって描写。
そして何度も自分のヘタレで無駄にして、何かのせいに
するという最悪のヘタレっぷり・・寺谷主役でいいよ。

最終的にはベクトルのズレた感動系のような・・ん~・・
その根性とバイタリティが有れば普通に頑張れるだろ・・
美談のようで結構際どい様な・・ん~・・寺谷主役。


瀬戸一貴  野村勝人
葦月伊織  伊藤静
秋葉いつき 中世明日香
寺谷靖雅  小伏伸之
森崎祐加  後藤邑子
ナミ    鈴木菜穂子
磯崎 泉  門脇舞
古川リエ  勝生真沙子
カミノギ イサイ - 諸角憲一
鮫島/マリオネットキング -成瀬誠
花園広巳 - 江川央生
瀬戸貴子 - 湯屋敦子

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

恋を進展させたいなら、まずは「I」が必要

原作は最近だと『ZETMAN』で有名な桂正和氏の恋愛漫画作品。
作中にも「ZETMAN」ならぬ「ZATMAN」が
映画のポスターとして登場していてちょっと笑えた。

1話約28分全6話のOVAなのだが、高校2年から卒業後までを
回想交えて描いており、テンポはかなりゆっくりめ。
しかも、おぉやっとか、そのままGOだ!と膝を叩きそうになると
携帯が鳴ったり、いろいろと邪魔が入る、まぁよくあるパターン(苦笑)

でも、渋谷の街並みや井の頭線が個人的にはすごく懐かしく、
井の頭線なんて渋谷から乗ったとき、途中のカーブに差し掛かるときの音が
そのままだったからちょっと感激したりして(笑)

主人公は、瀬戸一貴(せと いちたか)
ヒロインは葦月伊織(よしずみ いおり)
一貴の幼馴染に秋葉いつき(あきば いつき)
一貴の親友に寺谷靖雅(てらたに やすまさ)
そのほか、民宿近くの海辺で出会う女の子 泉(いずみ)や
高校でのクラスメイトが登場。

まず気づくのが、いちたか、いおり、いつき、いずみと
みんな「い」=イニシャル「I」がつくということ。

そして物語が進むにしたがって「I」には別の意味も含まれてるのでは?と感じた。
愛と哀、そして自分自身を指す「I」・・
だけどそのわりに、{netabare}なかなか自分本位にならないところが特徴的。{/netabare}

相手をいつも思いやって、相手の想いを優先させるのは
もちろん時と場合により、好きだったら大切なことだけれど、
恋愛を進展させるにはある程度のエゴが必要だと思うのだよね。
一途な主人公の想いと優しさは認めるけれども、
残念ながら共感できるところは少なかった。

個人的には、幼馴染のいつきのほうが好みということもあって
彼女の言葉や行動のほうが泣けたし、共感できた。
そして自分だったら、いつきを選ぶだろうなと思ったりした。

{netabare}でも一貴たちは別の答えを出した。
伊織も最終的には自分本位になってみた。{/netabare}
彼女の選択は、現実的に考えると賛否が分かれそうだが
物語としてはこういう終わり方が好まれるのかもしれない。
でも、ちょっと甘いなと思ってしまったのは正直な気持ち。
仕事か恋人かじゃなく、第3の選択肢があったら僕としては大満足だったな・・

投稿 : 2024/11/02
♥ : 28

ろき夫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

こんな青春送りたかった。まあ無理だったけどね~┐('~`;)┌

ジャンプ暗黒期に舞い降りた一人の天使。それが伊織ちゃん。

当時、絶大な人気を誇り、少年系学園恋愛モノの原型にして雛型に。
圧倒的な画力。今見ても感心するところが多々あります。
思春期の青年が抱くエッチでじれったい恋愛観と非常にマッチした、独特で陰鬱な雰囲気漂う絵。
これらはすべて鬼才・桂正和氏の手から生み出された、まさしく神の所業。神のヒップライン。
彼に美少女を描かせたら漫画界で右に出るものはいないと、鳥山さんも認めたとか認めてないとか。
この作品と青春を共にした男どもは、これ読んでおっきしたわけですw
氏の数ある人気作の中でも、この作品が一番好きです。(お世話になった分)

アニメ化されてるとは知らずに、レンタル屋でたまたま目にしたので懐かしさを感じ借りてみることに。

…やはりというか、アニメではあの原作の絵の精巧さを表現するのは無理みたいですねw
というか、作画はヒドい出来ですw
ストーリー自体は多少構成を変えてあるものの、原作に忠実な流れとなっております。
しかし、重要なエピソード部分のみが取捨選択されており、越苗くん、麻生さんなどの名脇役は登場しません。(いつき、泉ちゃんは出てくるのでご安心をw)
そのため、一貴の揺れる男心は描かれておらず、伊織ちゃんへの恋愛一本となっています。
さらに肝心のラブシーンは殆どカットされているという…残念な仕上がり。
‘原作通り’を期待するファンの方はがっかりする内容。
こんなのI"sじゃないっ!!と憤慨する方もいらっしゃるかと思います。
私も多少がっかりしましたが、久々に作品の雰囲気を味わえニヤニヤできました。
あと、ちょくちょくアニメ版ならではの場面・特典もあるので、そういったのを見るのは楽しかったです^^
(ZETMANの映画化の広告、一貴の妄想日記など)
なので、アニメで動いている伊織ちゃんを観たいという方なら観ても良いかなと思います。
原作の良さは殆ど出しきれてないので、興味のある方は原作(全15巻)をおススメします。

これから青春を送るそこのアナタ!必見ですw

投稿 : 2024/11/02
♥ : 22

61.2 2 studioぴえろで学園なアニメランキング2位
ときめきメモリアル(OVA)

1999年6月17日
★★★★☆ 3.3 (13)
103人が棚に入れました
94年にPCエンジン用ソフトとして発売されて以来、様々な機種に移植されて120万本以上の売上げを記録した、人気ゲーム『ときめきメモリアル』をOVA化した作品。

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

伝説的恋愛シミュレーション。固定電話がエモすぎて泣けます。

 伝説的な恋愛ゲームのOVAアニメ化作品です。内容はほぼ無くて、恋する片思い少女たちの友情と恋愛の場面場面を切り取った、プロモーション映像のような感じです。

 現実の女子と恋愛できない男たちが、のめり込んでいった今のAIチャットとかバーチャル恋愛の走りの作品の一つでしょう。アイドル系のアニメ・ゲームコンテンツもここから派生したと思います。AKBなどの現実側のアイドルグループも、育成と言う意味では本作を消費したマインドに近いのではないでしょうか。

 本作はゲームありきだと思いますので、このOVAだけ見ても全く乗れないと思います。では、今なぜ見る価値があるのか。それはスマホが無い時代。恋愛とは電話、生活とは電話だった時代の作品だからです。

 固定電話の描き方からして面白いです。プッシュフォン式だったり黒電話だったり。それだけで生活水準・家庭の状況が読み取れます。また、相手の家庭で誰がでるかわからないドキドキ感。メールもないので、相手と話せる・連絡できるかどうかわからない不確実性。そういう電話という通信機器がまだ詩的だった時代を垣間見ることができます。
 この作品を見るとスマホがあるから皆恋愛が出来なくなったのかなあ、などと思ったりもします。

 いやあ、電話というツールは本当にエモいです。泣けてきます。作品の出来で泣かされるというより、この詩的なツールが感情に来ます。そう、今の時代はデバイスに魂が宿らなくなったなあ、などと思ったりします。

 その他、CDが出て来たり、街で遊ぶときに雑誌を読んだりと時代を当時の女子高生の生活を知るには非常に参考になります。

 この時代で既に女の子言葉を使っていない子がほとんどなので、バブル後の強くなった女性を反映している感じもあります。個々のやりたい事をキチンと追っていくような受動的なだけでない感じです。成長課題も断片ですが、ちゃんと入っています。

 恋愛要素さえなければ「明日ちゃんのセーラー服」高校生版ともいえる自分のやりたい事とは?という要素もあります。
 「神のみぞ知るセカイ」など、恋愛ゲームありきのコンテンツも後々生まれています。今のクリエータはこの頃この作品のような「恋愛ゲーム」コンテンツをくぐってきたんだろうなあ、と思いました。

 恋愛に関しては、若干受動的な感じもありますが、恋愛ゲームですからその辺は男の妄想は入っていると思います。わずか1、2合わせて1時間20分程度なので恋愛要素は薄いですけど。

 なお、1と2では1の方が作画げ綺麗な気がします。で、歴史的な評価しかできないので、評価点は評価せず、の意味でオール3です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

噂とかされると恥ずかしい元祖恋愛シミュレーションのアニメ

ゲームと違い主人公(プレイヤー)は存在をにおわせるだけ。登場する少女たちが主役でその心情を描いてある。どんだけモテ男なんだ・・・
ゲームの登場からかなり時間がたっているのでキャラデザが現在に近い形で変更、続編2のキャラもカメオしてたり。
完全なファン用なのでゲーム未プレイは意味不明なはず。
逆に当時ときメモを知らないゲーム、アニメファンというのは存在しなかったのも事実。
金月さんが現在のような英語なまりになり、ラジオのナビゲーターだった新人丹下桜さんの演技がすっかり板についてきたのが原作からの時代の経過を感じさせる。

原作自体はコナミの伝説のギャルゲー。すべての恋愛シュミレーションの原典といえる。
エロが基本のジャンルにグラディウス、パロディウススタッフが大冒険した。コナミ黄金期と呼ばれる。

キャラクターがカラフルなのはPCエンジンでのドット絵の名残。当時は声優のギャラがものすごく高かったそうでフルボイスはPS、サターン版を待たねばならない。そんな時代。
SFC版などもある。古今これを超えるギャルゲーはもうないであろう・・100万本オーバーですから・・。

最大の特徴は好きな子に異常な媚を売らなくても部活や勉強、オシャレといい男すれば勝手に告白されること。かなり現実的。
しかしラスボス藤崎の攻略はスケジュールを超タイトにしてパロメーターはすべて最高近く、藤崎の好感度が全キャラ中最高、かつすべての女子から好かれた状態で嫉妬大爆発されずに告白をまたねばならない。
こちらからデートに誘う時間などない無い。誘われても困る。日々鍛錬と10人以上の登場キャラ全員のご機嫌とりである。伝説のヒロインと語り継がれる所以は人気があるのではなくその超ドMな攻略方法にある。正直サブキャラや2のほうがキャラ人気は強い。
システムを理解してしまえば最低限のヒロインしか登場させない状態を維持しながらパロメーターアップしていしまえばいいだけなのだが・・。

そんな漢らしいシステムのせいで女子の間でも有名な作品だった。
PS3、PSPをお持ちの方はぜひにやってほしい古臭い名作。世代の方はいまやると泣ける・・・。






投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

お茶 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ときメモが波及した要素

ときメモ。名前だけは知っている方も多いかと思います。
私の頃はこの名前を語るのはかなり勇気がいる名前で、名を出した途端白い目で見られる作品でした。
一方でかなりやりこんでいる奴らもいて、私も勧誘され洗脳された人間ですw

てな感じでアニメの方の出来はあまり良からんのですが、
本作は1993年に発売され、当時のギャルゲーの歴史に新たな新風を吹き込んだ作品です。今では当たり前ですが、恋愛シミュレーションゲームなるジャンルは、このときメモから始まったのです。

従来にもこういった萌えを意識する作品は存在するのですが、いわゆる日常と彼女達とのHシーン以外で楽しめる要素を取り入れたのは本作からです。(HはToheartから)

アニメのレビューになっていないですが、このギャルゲーというよりノベルゲームがもたらしたものって結構あるような気がするんです。ノベルゲームにおいて神のみとか冴えかのとかで言うような属性とか二次キャラはこうでなきゃいけないみたいな要素もここらから波及されている気がします。

ときめもから始まるノベルゲームの流れは、多くの属性的キャラを輩出していると同時に、さらにセカイ系の視聴者とセカイの対の構図にも影響を与えているとも考えられます。(イリアの空等々)

また属性的なキャラクターの利点として、これまで積み上げられてきたキャラの数だけ、一つのキャラに集約される萌えやキャラ要素が増える気がするんです。例えばツンデレにしても、後輩にしても、既知感があって+新たに見出すキャラクター性が未見性を生み、融合されたキャラ像になるんではないでしょうか。こう考えると不思議と属性キャラが多いのも頷けるような気がします。

そんな感じでエポックな作品だと思いまする。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 36
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